「島ネタCHOSA班」2021年09月02日[No.1895]号
けん玉のワールドカップが先月あり、沖縄からも選手が出場していたと聞きました。出場したのはどんな人? どんな技ができるの? 気になるので調べてください。
(那覇市 ぐるぐる〜してカチッ)
W杯出場も!?県内で盛り上がるけん玉!?
へぇ〜、けん玉のワールドカップですか! けん玉は幼い頃に少しだけ遊びましたが、技ができずすぐに飽きてしまった調査員です(汗)。しかし、世界クラスの競技がどういうものなのか興味があります。
早速調べてみると「あわせけんだまぶ」という団体の情報をキャッチ。連絡を取ったところ、 先月21、22日に開催された「けん玉ワールドカップ廿日市」(主催・一般社団法人グローバルけん玉ネットワーク)に出場した3人に話を聞くことができました。
年齢関係なく楽しい
あわせけんだまぶのメンバー、1人目は中学生の照屋礼さん。小学2年生でけん玉を始め、数々の大技をこなせる実力を持っています。得意技「マテオチャンス」を披露してもらいましたが、玉だけでなくけん(皿と持ち手の部分)まで宙をぐるぐる舞っているではありませんか!(写真参照)
あわせけんだまぶの代表を務めるのは、前川健一郎さん。40歳でけん玉を始め、今年でけん玉歴6年目。「家でも外でもどこでもできる」けん玉の楽しさを普及しようと、初心者へのレクチャーや動画配信にも力を入れています。得意技は、絶妙なバランス感覚で行う「たけうま」。
最年長のメンバーは、照屋響さん。礼さんの父親です。当初は、けん玉の練習に行く礼さんの送り迎えをしていたそうですが、一度遊んでみたところ、その奥深さに夢中に。けん玉歴では先輩となる息子に追いつこうと日々技を磨いています。得意技はお手玉のようにけん玉を操る「ジャグ」。
ワールドカップは毎年、広島県廿日市市で開催されています。昨年と今年はリモート開催となりましたが、世界各国のプロプレイヤー〜愛好者たちがこぞって参加しました。リモートでは、初心者も上級者も肩を並べて競技ができる、というおもしろさもあるようです。あわせけんだまぶでは、礼さんが85位(702人中)の成績を収め、他のメンバーも楽しみながら奮闘しました。
ステイホームの味方
今回は、けん玉の手軽さ、楽しさを伝えたい、という皆さんからおすすめされ、調査員が「けん玉検定」を受験することになりました。
受験するのは「ベーシック・3級」というレベル。5つの技を、それぞれ5回以内に成功すれば合格です。受験は「けん玉先生」という資格を持つ人の審査のもと行います。検定はビデオ通話でも可能で、前川さんと響さんも先生の資格を持っています。
ということで、けん玉をお借りした調査員。週末に検定の練習をしました。最初は難しそう、と思っていたのですが、…あれ? すっごく楽しいぞ!
持ち方や膝を使ったクッションなど、体の動きを意識して取り組むと、あっという間に時間が過ぎています。技が成功すれば達成感もあります。2日で5時間近く熱中した結果、無事、前川さんと響さんから3級合格の認定をいただきました。
一人で熱中でき、室内で遊べるけん玉は、ステイホームの味方としても注目が集まっています。以前は、ネットか県外の専門店でしか買えなかった競技用けん玉も、最近は県内スーパーのおもちゃ売り場に並んでいますよ。
あわせけんだまぶは現在、感染防止のため、オンラインでの活動を主としていますが、県内各地に集まっての練習も企画予定です。けん玉に興味がある、という方は、各SNSのアカウントにメッセージを送ってみてください。オンラインでのけん玉検定も可能です。
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