「島ネタCHOSA班」2022年09月15日[No.1949]号
先日、ドライブ中に宜野湾市立図書館近くで「ちんスコーン」と書かれたの ぼりを見かけました。駄じゃれのような商品名に二度見してしまいました! どんな 商品か気になるので、調査してください。
(浦添市 ローリング・スコーンズさん)
ちんすこうとスコーンがコラボ!?
ちんすこうならぬ「ちんスコ ーン」ですか。確かに駄じゃれ のようなネーミング(失礼)。イ ンパクトありますね。名前から 推測するに、ちんすこうとスコ ーンを融合したものだとは想 像できますが、どんな商品なん でしょう。これはぜひ食してみ たい! とにもかくにも、現場 に行ってみましょう。
2種類の生地から手作り
依頼人の情報を基に、のぼり が立っていたという宜野湾市 我如古にあるスコーンとマフィ ンの専門店「nicoli(ニ コリ)」に到着。オーナーの石倉 征彦さんと店長の崎山さおり さんが出迎えてくれました。パ ステル調のかわいい店内にはス コーンやマフィンなどの焼き菓 子がずらりと並んでいます。焼 きたての香ばしくて甘い香り がたまりません。
「ちんスコーン」はいつから 販売しているのでしょう。
「オープン当初からの商品な ので、 12 年前からです」と開発者の崎山さん。
さっそく、石倉さんが商品を 持ってきてくれました! 見た 目は通常のスコーンと変わら ないように見えます。
「ちんすこうの生地とスコー ンの生地をブレンドしていま す。まず、ちんすこうとスコー ンの生地をそれぞれ作って、混 ぜて焼いています」と崎山さん。
生地から手作りしてブレン ドしているとは! 手間をかけ ているんですね。
ザクザク食感がクセに
崎山さんによると「食感は スコーンとも、ちんすこうとも 違います。ザクザクです!」と のこと。他のスコーンは、外は さっくり中がしっとりなので、 あまりない食感が特徴のよう です。
リピーターからは「食感がク セになる」という意見が多いそ う。石倉さんは「一番人気の商 品で、ちんスコーンだけを買い に来るお客さんも多いです。ま とめ買いする方や、中・高生も買いに来ます」と教えてくれま した。目立つところにのぼりを 立てているといい、まさにオリ ジナルの看板商品なんですね。
崎山さんに開発の経緯を聞 くと、「きっかけは私自身がち んすこうが大好きで、普通にち んすこうを焼いても面白くな いので、どうせならスコーンと ちんすこうをミックスして合 体したものが作れないかなと 思ったんです」と答えてくれま した。商品開発は大変だったの かと思いきや、1日でできたと のこと。名前にもこだわりがあ り、「ちん」は平仮名で「スコー ン」は片仮名だそうです。「『ド ラえもん』的なものです」と崎 山さんは笑います。
スコーンをいただいてみる と、本当にザックザクの食感 で、食べ応えがあります。香ばしさが口の中に広がり、ほのか にちんすこうの味も感じられ ます。これはクセになるのもう なずけます。
「プレミアムスコーン」とい う週末限定商品の販売も行っ ている同店。抹茶スコーンの間 にあんこをはさんだ「抹茶あん こ」や「あんバタ」、スコーン生 地をのばして巻いてカットし た「スコーンdeシナモンロー ル」、クッキーをスコーン生地 に挟んで焼いた「クッキースコ ーン」など、ユニークなスコー ンが週替わりで登場するそう で気になります!
店舗で丁寧に焼き上げてい るちんスコーン。手土産にした ら話もはずみそうですね。新し い食感の焼き菓子を味わって みてはいかが。
nicoli
宜野湾市我如古3-4-6
TEL:098-975-5825
営業時間:10:00~19:00
定休日:なし(正月三が日を除く)
https://www.instagram.com/nicoli_ginowan/