「島ネタCHOSA班」2024年09月05日[No.2052]号
サボテンをモチーフにした陶器を制作しているうるま市の陶芸ショップ「ATELIER GREENMAMA(アトリエ グリーンママ)」をご存じですか? とても愛らしくユニーク な陶器なので、ぜひ島ネタCHOSA班でも取り上げてください。
(那覇市 T.T)
サボテンをモチーフにした陶器!?
サボテンをモチーフにした 陶器 !? 実はサボテン好きな 調査員、見逃すわけにはいか ない情報です。いったいどんな 作品なのでしょう。
一目で個性が分かる作品
というわけで、うるま市天 願の「アトリエ グリーンママ」 を訪れた調査員。住宅街の 一軒家をアトリエ兼ショップと して使っているとのこと。敷 地の庭には、たくさんのサボ テンが並んでおり、調査員の 期待を盛り上げます。
アトリエの扉を開けると… そこはまるでアンティークショ ップのようなおしゃれな空間。 温かみのある木の机や棚の上 に、オーナーの陶芸作家・平 良祥子さんの作品が並べられ ていました。
まず調査員の目についたの は、緑色の大きなカップ。外 側がまるでサボテンの茎のよ うな緑色で、さらに取手が枝 分かれした茎の形をしていま す。面白〜い!
その隣には、てっぺんにお 花がついた陶器のサボテンが。 オブジェかと思いきや、花瓶 として使えるのだそうです。 なるほど !!
そのほか、陶器で作ったサ ボテンのリースやオーナメント も。平良さんは多肉植物のア レンジも手掛けており、これ を陶器で作ってみたところ、 枯れないプレゼントとして人 気に。玄関先に飾れるので、 開店祝いのプレゼントとして も人気なのだそう。
「人が一目見て、私の作品と 分かるものを作りたい」と平 良さん。サボテンをモチーフ にした陶器のほかにも、お花 をモチーフにしたお皿、なん とも愛らしい顔がついたカップ や器・花瓶など、平良さんな らではの個性的なアイテムが 並びます。
カフェ店主から陶芸作家へ
お話を聞いてびっくり、ほぼ 未経験の状態から陶芸作家 に転身したという平良さん。
屋号である「グリーンママ」 の由来は、2009年に始め たブログから。障がいのある 息子さんを子育てする中で、 同じようなママさんたちと交 流したいという思いからブロ グを開設。「まずは見てもら わないと」と、興味のあった多 肉植物をテーマに更新を続 け、人気に。ハンドメード作 家としても活動するようにな りました。
14 年にはカフェを開設、サ ボテンに囲まれたカフェとし て人気店となりますが、息子 さんが特別支援学校を卒業 すると環境が変化し、カフェ を続けることが難しくなる ことを見据えて、閉店し 20 年 に陶芸作家に転身。
「以前、陶芸教室に行った ことがあり、思うようにでき なくて悔しかったんです。そ れで逆に、やり遂げてみたく なって…」と笑います。
当初はうまくいかないこと だらけ、チャレンジの連続でし たが、「やると決めたからには やり遂げる」と電気窯も購入 し、覚悟を決めて臨んだそう。
「今、自分が作りたいもの を作っています。好きなもの を作っていれば、いろんな人 の目について広がっていく」。S NSのほか、口コミ経由で平 良さんの作品に興味を持った というお客さんも多いとか。
平良さんの作品はうるま 市のアトリエで販売するほ か、県内のイベントに出店す ることもあります。新作情報 も併せて、公式インスタグラ ムでチェックを。
アトリエ グリーンママ
うるま市天願1681
アトリエのオープンは不定期です。事前にSNS で連絡をとったうえでご訪問ください。カフェは現在営業していません。