「ぐるぐるグルメ」2012年12月06日[No.1445]号
皿の上の自然 恩納村山田(2012年12月06日掲載)
自然の恩恵を堪能
読谷村高志保の交差点を越え、少し傾斜を上ると視界の開けた丘の上にたどり着きます。伊江島まで見渡すロケーションに歓声が漏れるほど。「皿の上の自然」のランチコースは、読谷村長浜の姉妹店デリカテッセン「丘の上の料理工房SARA」で提供しています。
名前の通り、島野菜を中心に、地元の食材を最大限に生かした料理が楽しめます。自然の恩恵をお皿の上で堪能できる空間です。
オーナーシェフの那須あきゆきさんは、欧州で料理を学びましたが、原点は「山焼き」など自給自足の暮らしが今も息づく宮城県椎葉村で育った経験です。どのように食べるのがおいしいのか、食材と対話する仙人技のレシピとなっているようです。
「お野菜リースのオードヴル」(写真手前)はオマールエビのムース、バジルの花、アカネ芋と紅芋のマッシュ、トマトをシンプルにオリーブオイルで素材の味わいを引き出しています。一つ一つ繊細な処理をしているため、同素材でも別物のよう。食べ合わせによって新鮮なハーモニーが生まれ、ひと皿の中で絵本を読むような楽しさと奥深さです。
皿の上の自然の「クリスマスランチコース」。
トマト、ほうれん草、サフラン3色のソースで描かれたピカソツリースープ(中央左)、ラングスティーヌ(手長海老)近海魚のポシェ(左奥)、和牛リブロースソテー(中央右)、あっさりティラミス&ホワイトショコラムース、ローゼルキャラメリーゼ添え
トマト、ほうれん草、サフラン3色のソースで描かれたピカソツリースープ(中央左)、ラングスティーヌ(手長海老)近海魚のポシェ(左奥)、和牛リブロースソテー(中央右)、あっさりティラミス&ホワイトショコラムース、ローゼルキャラメリーゼ添え
大きな窓で切り取られた青い景色が絵画のよう
皿の上の自然
恩納村山田590-1
(姉妹店・丘の上の料理工房SARA 読谷村長浜1189-3)
【TEL】090(1963)6048
【ランチ】12時〜15時
【ディナー】17時30分〜22時
【定休日】=月曜
【駐車場】30台