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[No.1956]

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「ワシントコポスト」2022年11月03日[No.1956]号

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変なオバサン

 近所のスーパーの駐車場での事です。用事がある際に車で来る妹とそこで待ち合わせをするのですが、その日も先に来ている妹の車を見つけ、足早に近づいていき、いつものように助手席のドアを開けました。

 乗り込もうとすると、運転席で両手を交互に違う違うと動かしている若い女性が。「え、誰?」と思った瞬間、車の間違いに気づき「すみませんでした!」とドアを閉め即座に退散。その後、妹の車を見つけ経緯を話すと、妹「あんたよー」私「だからよー」。

 運転席の方、びっくりさせてごめんなさい。「え、誰よ?」はあなたのセリフでしたね。私は黒のサングラスにマスク、変なオバサンは助手席に乗り込むまでしなくてよかったです。反省。

 彼女はその日、変なオバサンに遭遇した話を身近な人にしたのでしょうね。

(那覇市 花笠令子)

(編コメ)編者もウチアタイする失敗談ですが、漫才のようにユーモラスな文章に思わず笑ってしまいました。「あんたよー」「だからよー」という妹さんとの会話は県民ならではですね(笑)。

壊れた愛車

 半月ほど前に車が壊れました。夜、走行中に違和感があり、見ると、ドライブランプが謎の点滅。危険を感じ、最寄りのコンビニに許可をもらって一晩駐車させてもらうことに。翌日、レッカーを頼んだ時には完全に走行できなくなっていました。

 修理をして数日、整備士さんからミッション部分の故障と伝えられてショック。メーカー保証で無料で修理できることが唯一の救いでした。

 沖縄は車社会、日常的に乗っている車をもっと大切にしようと思った出来事です。

(読谷村 くるくるくるま)

(編コメ)沖縄では、車は大切なパートナーですよね。壊れてからその大切さに気づく…人間関係もまた、そうかもしれません。と思ってはいても、身近な存在であればあるほど、難しいんですけどね。皆さん、車も人間関係も、日頃から大切に…(自戒も込めて)。

猫よ、ありがとう

 いや、いや!一人は寂しいな~。落ち着かないと言うか不安感で一杯です。気落ちしている時の、このなんとも言えないもどかしさ。いつまで続くこの体調不良、もう秋ですよ私! しっかりしてよ。

 わが家の猫二匹も心配顔? いつもそばにいてくれる、この猫たちのことだけは、しっかりお世話しなくてはと考える。

 こんな気持ちを抱えつつも日々過ごさなければならない、空元気でもいい、明るく行かなければね…と、猫たちにご飯をあげながら語りかける。かわいいおまえたちのおかげで救われているよ、ありがとう。

(うるま市 さざんがクー子)

(編コメ)体調を崩されているご様子、心配です。そんな時、そばにいてくれる動物は救いになりますね。時には普段世話をしている猫ちゃんたちに、逆に思いっきり甘えてみるのもいいのではないでしょうか。

産業まつり

 3年ぶりの産業まつり。盛り上がっていました。ウィズコロナで経済活動本格化。もちろん、マスク着用など三密を心がけています。

 日常生活に、互いへの配慮を忘れず。3年前、経済が好調だった頃の沖縄を取り戻しましょう。

(宜野湾市 ヤン)

(編コメ)先月21~23日に那覇市の奥武山公園、県立武道館で開催された産業まつり。3年ぶりの奥武山公園での開催に、喜び勇んで会場へ出掛けていった方も多いのではないでしょうか。産業界を活気づけるだけでなく、来場者も元気をもらったはずです。 

元気になあれ

 5月連休明け、体調不良の小6の孫を病院へ連れていった。左足大腿部の痛みで歩くことができず、レントゲン撮影からCT、MRIと精密検査をしても原因不明で痛み止めの薬をのんでも効かない。

 休校と四カ所を転院しながら車いすと松葉づえで受診の日々が続いた。痛みで左膝を伸ばすことも出来ないまま、思いきって2学期は車いすで登校するようになった。同級生との再会と励ましなどで、少しずつ良くなってきている。

 もうしばらくつらい日々が続くだろうが、みんなは君が元気になるよう支えてくれている。焦らず、もう少し辛抱すれば大丈夫だからね。

 『明けない夜はない』

(宜野湾市 たかし)

(編コメ)痛みで歩くことができなくなったお孫さん。さぞ心配されたことでしょう。同級生の励ましももちろんですが、たかしさんがずっと見守ってくれていることはお孫さんの心の支えになっていると思います。回復を心よりお祈りいたします。

孫の体育祭に感涙

 高3の孫の体育祭を見てきました。コロナ禍の中、修学旅行もなく、大切な青春の日々をイベントなしで卒業するのかと心配していましたが、感染が少し落ち着き、人数制限はあるものの運動場いっぱい躍動する高校生の姿にホッとしました。

 高3の孫はリレーとダンスに出場しましたが、にこやかにダンスする姿が小学生の頃のやんちゃなかわいい姿と重なって、ずいぶん大きくたくましく成長したと私の涙腺は崩壊しました。

 孫の通うN高校はマーチングバンドが有名で、世界一に輝いた演奏を見せてくれました。整然と足並みをそろえ、かつすばらしい演奏。これが世界一なんだと思うとウチナーンチュとしてこれ以上の誇りはないと思いました。すばらしい演奏を聞かせて見せてくれてありがとうございました。

(那覇市 乙女座のババ)

(編コメ)小さかったお孫さんの立派に成長した姿、これ以上うれしいものはありませんね。卒業後の活躍も楽しみですね。これからも成長を見守ってあげてくださいね。

バナナのご縁

 住宅地のバナナは塀の外に実をつけて垂れることが多い。収穫時期が近づくと盗難防止にビニール袋をかけることが普通。ところが先日、ある地区を散策していると目の高さに札のついたバナナに遭遇した。

 「亡父が植えたバナナです。仏前にお供えさせください」 普通なら独り占めするものだ。おすそ分けするにしても、知り合いに限る。そこの方は、そうではなく、誰区別なく通りがかりの人、どなたでももらってくださいという。たぶん、お父さまが思いやりのある気前の良い方だったので、その遺志を大切にしたのでしょう。お父さまとそのご家族さまに頭が下がります。見習いたいと思いました。

 もらった方の仏壇では、知らなかったウヤファーフジ同士が完熟したおいしいバナナを食べながら笑顔でユンタクしている声が聞こえてきそうです。

(南城市 ワキミズおじさん)

(編コメ)仏前にお供えされることを前提としたバナナのおすそ分け、じわりと心に感じるものがありますね。ワキミズおじさんのおっしゃるように、グソーでの縁もつないでいるのでしょうね。

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