「ワシントコポスト」2023年01月12日[No.1966]号
私は昔から寒くなると眠たくなります。もしかすると、前世はクマやカエルみたいに冬眠する生き物だったのではないかと思い、タロットカードが趣味の友達にみてもらったら「前世はアルプスの農家」とのこと。
冬は農作物が育たないから家に引きこもっていたのかな、と想像すると今とそう大差なくてなんだか面白かったです。
(名護市 アルプスの農家)
(編コメ)思わず笑ってしまいました。アルプスの寒さを避けるため、今度は暖かい沖縄に生まれ変わりたいと思ったのでしょうか。でも沖縄も冬はそこそこ寒いですけどね(笑)。
手洗い、マスク着用、消毒液すりすり、予防接種も3回受けて、気を付けていました。
でも、昨年8月、コロナになってしまいました。
夕方に熱っぽいと感じて測ったら、37・2度。購入していた抗原キットで家族検査、私だけプラス。翌朝早く娘と病院へ。ここでもプラス。10日間の自宅療養となる(編注:現在は発症日・検体採取日を0日とし7日間)。
その晩からふしぎが3日間。
青春時代を共にした西郷輝彦さんが「十七才のこの胸に」「チャペルに続く白い道」「僕だけの君」を歌ってくれたのです。
朝起きたときは「今のは何?」。熱はなかったです。家から出られなかった十日間。こわいコロナではなかった。
(那覇市 上里京子)
(編コメ)橋幸夫さん・舟木一夫さんと並ぶ昭和歌謡の御三家の一人、西郷輝彦さんが夢に出てくるとは! 昨年2月、惜しくもお亡くなりになった西郷さんが、コロナを癒やしに、枕元にやってきてくださったのでしょうか。上里さんのためだけに歌った歌声、さぞすてきだったことでしょう。
ムーチーは子どもの健康祈願の行事だった。子どもの頃、旧暦12月8日の前日までに那覇の市場の露店で山のように売っているカーサ(月桃の葉)を買い、もち米は近所の米屋さんで製紛した。米粉をこね白い餅やザラメ糖の甘い赤い餅をカーサに包みひもで結わえる。庭にある竈(かまど)で蒸篭に餅を並べ蒸す。薬草のような独特な香りが充満する。この香りが好きだ。
カーサを洗い結わえるのも水をくむのも主に子どもの仕事。まだ水道が普及してなく集落にある井戸で水をくみ、その水で洗った。
ひときわ大きい餅を火の神や仏壇に供えた。ムーチーを新聞紙に包み近所に配り、感謝された。残りを短冊のように結び鴨居(かもい)にかけ、帰宅後に火鉢で焼いて食べた。至福の日々だった。
昨今、孫たちにも送ったが不評だ。香りが嫌いだと言う。おいしい菓子が増え、伝統的な菓子が忘れられていくのは残念です。夫婦で食べる分だけ作り民俗行事を楽しんでいる。
(西原町 春が来た)
(編コメ)今年は昨年の12月30日がムーチーでしたね。昔ながらのムーチーづくりの懐かしい風景が目に浮かぶようなおたよりをありがとうございました。サンニンの独特な香りは、人を選ぶかもしれませんが、編者は体が内側から爽やかになる気がして大好きですよ。
昨年末のこと。今年も残り少なく、良い一年だったなあーと過ごしていたら、愛犬が天国へと旅立ちました。
元の飼い主が入院で私は預かりでしたが、一緒に過ごした一年半はとても癒やされ充実した日々でした。
朝はフードをふやかす作業から始まり、オムツを替え、帰宅後もまずは犬のお世話から。寂しいけど、19歳という高齢ながら最後まで元気でいてくれてみとる事もできたので悔いはないです。ありがとう~!
(浦添市 桃サスケ)
(編コメ)年末に虹の橋を渡って、天国に旅立たった愛犬。最後の1年半を優しい桃サスケさんと暮らせて、幸せだったのではないかと思います。この1年半の大切な思い出は、ずっと胸に残るはずです。
フトコロが物価高で大変。
強い味方は新聞の折り込みチラシ。何気なく見ていましたが、○曜日は特売とか○時~○時のバーゲンとか、家計に優しい。何で今まで気が付かなかったのか。
ところが「チラシがなくなる、スマホのアプリで見られます…」と。店に行けば店内にチラシが置いてあるだけ。
自分のはガラケー。子どものスマホにアプリを入れてもらって、一緒の時はレジでピッとしてカード計算すると、レシートが出てきます。便利ですね。
子どもと外出する時は、どの店が何の特売をしているかチェックして出ます。野菜が特売だと、半額あるいは3分の1ぐらいの金額で買うことができます。お財布に優しい。
(沖縄市 目からウロコ)
(編コメ)最近の物価高、本当に大変ですよね。新聞の折り込みチラシで少しでも家計に優しいものを…というお気持ち、とてもよく分かります。特売のお知らせも、スマホのアプリ化が進んでいる時代ですが、新聞に折り込みチラシが入っている時はそちらも活用してくださいね。
レキオ第4週掲載の「オーシッタイ通信」、いつも楽しく、また懐かしく読んでいます。
四十年前、ヤンバルにキャンプ旅行していた時、たまたま立ち寄ったのがオーシッタイでした。
家族で今夜のテントを張る場所を探しながら車を走らせていたら、道に迷ってオーシッタイの集会場に入ってしまいました。
道に迷った話をすると「今夜はここに泊まっていいですよ」と言ってくださり、一夜の宿をかりました。その夜の夕食は今でも忘れられないおいしい雑炊でした。
夕食の後、ドラム缶風呂に入り、子どもたちは大喜び。その時の情景は今でも目に浮かびます。
オーシッタイの皆さまの温かいおもてなしが私の旅の思い出の中でも一番です。
オーシッタイでは、梅の花見ができると聞いているので、その季節に再び訪れたいと思います。
(那覇市 乙女座のババ)
(編コメ)名護市源河の集落オーシッタイを偶然訪れた思い出をつづっていただきました。集落の方の温かいおもてなしが心に残っていらっしゃるのですね。梅並木も有名ですよね。開花時期は毎年異なるようで、はっきりしたことは言えませんが、例年は12月末から1月が開花時期とのことですよ。
久しぶりの品川。ビルが高い。学生のころ鹿児島から品川駅まで縦断した。若い頃の思い出が、今の私を支えている。
(沖縄市 たつパパ)
(編コメ)まるで映画のワンシーンのようです。どんな思い出が胸をよぎったのでしょうか。