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[No.2021]

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「ワシントコポスト」2024年02月01日[No.2021]号

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娘の受験

 今年、初めて娘(15歳)の高校受験があります。私たちにとって初めての子なので、受験も初めての経験。塾の送迎や体調管理など、いろいろ経験させてもらっています。子育てを通して親も成長させられるんだなあ、とあらためて思います。そして、娘が心身ともに元気に受験に向かって勉強できていることは、周りの協力なしにはできません。みんなに、すべてに感謝です。

(八重瀬町 おはな)

(編コメ)「子育てを通して親も成長させられるんだなあ」という言葉が印象的です。そんなおはなさんのサポートがあれば、娘さんもきっと安心して勉強に集中し、受験に臨めるはずです。応援していますよ!

蟻(アリ)と梨

 新年会を兼ねて、ふだん行きつけないおしゃれなレストランで友人とランチした時のことです。

 注文を取りに来た店員さんが「前菜は蟻にしますか、梨にしますか?」と。

 えっ、蟻? 私は耳を疑い、一瞬頭の中が真っ白に。

 前菜で蟻? まさかそんな。でも、とある人気の北欧料理のレストランでは蟻を食材に使うとネットの記事で読んだような…。そういうのが流行しているのだろうか…? 国連(編注:国連の専門機関の一つである国際連合食糧農業機関)も昆虫食を推奨しているというし…?

 しかし、さすがに蟻を食べる勇気はないので「じゃあ、梨で…」と答えました。

 「デザートじゃなくて前菜で梨が出るなんて、やっぱりおしゃれなお店は違うんだなあ…」と私。けれども、いつまでたっても梨は出ず、メインの料理がテーブルに運ばれてきました。一緒に行った友人に「梨、出ないね? 聞いてみようか?」と。友人はといえば、「は?」といぶかしげな表情。

 …賢明な読者の皆さんはもうお分かりですね。そう、前菜は「有り」か「無し」かと聞かれていたのです! 友人と二人で、思わぬ初笑いとなりました(笑)。落語のような本当の話です。

(那覇市 はやがてん)

(編コメ)編者も笑ってしまいました。蟻はともかく、梨の前菜は食べてみたいです。

宝くじ

 去年の年末ジャンボに続き今年も年末ジャンボミニ、一等当選者がでましたね。

 実は私、年末ジャンボを、ある有名な占い師の言うオススメの買い方で、いつもより多く買い、西方面でスクワットをすると良いとの事だったので、太陽が落ちる前の海辺で実践しました。

 結果は…残念! まあハズレはしましたが、今年はくじとは関連のない他の願いがかなえられたので、運をもらえたと思っています。

(那覇市 く~ちゃん)

(編コメ)宝くじが外れたのは残念でしたが、スクワットで体力がつくという副産物もあったかもしれませんね~。何事も前向きにとらえていきましょう! でもやっぱり、宝くじの一等、当たりたいですよね(笑)。

猫のしもべ

 元々腰痛持ちの私ですが、最近はこれまでにも増して寝起きの腰痛がひどい。

 少し寒くなってくると、わが家の2匹の愛猫が、競って私の胸やおなかの上、或いは広げた足の間に陣取ってくる。寝心地が良いんだろうなと思うのですが「あ~腰が痛い、寝返り打ちたい、トイレにも行きたいなぁ」と思いつつもギリギリまで我慢してしまう私です。少しでも動こうものなら、せっかくの猫ちゃんたちの眠りを妨げてしまうと考えてしまうから。一緒に寝てくれるうれしさと、腰痛改善のために遠ざけるかを天秤にかけつつ、毎夜猫ちゃんたちの暖かさに寝返りを我慢している日々です。

 こうしてまた一人猫ちゃんの僕(しもべ)ができあがるのでしょうね~。

(沖縄市 みぃちゃんとチビのママ)

(編コメ)ほのぼのした愛情が伝わってくる文章にホッとしました。猫と暮らす皆さんはウチアタイするのでは? 腰痛、改善するようお祈りしております。

オーシッタイマラソン

 1月18日付のレキオ5面に掲載された「幻のオーシッタイマラソン」記事と写真を懐かしく拝見しました。20年前、私と長男(当時高校生)は3年連続で同大会で出場、きつい山道を走ってゴールイン。イノシシ汁とタンカンを頬張ったことを覚えている。

 完走賞はスクラップ帳に貼り付けたが、僕の記憶では「大湿帯マラソン」と漢字だったが? あの頃は、海洋博トリムや辺野喜ダム、塩屋湾一周などのマラソンも走った。忘れられないのが、会場入りしてシューズを忘れたことに気づいた東村つつじマラソン大会。近くのマチヤで農業用ズックを調達、どうにか完走しました。

(宜野湾市 たかし)

(編コメ)たかしさん、オーシッタイマラソンに3年連続で出場されていたんですね! 体験談をありがとうございます。東村つつじマラソン大会を農業用ズックで完走したというのも貴重な体験ですね。臨機応変な対応がすばらしいです。

ムーチービーサ

 私が小学校低学年の冬、裸電球の下で親父手製の四角い火鉢を囲んでの夕食。食後に親父が10セント硬貨を私に渡し「今川焼を買っておいで」と、一言。私は硬貨を握りしめて走った。

 私は今川焼が、焼き上がるのを見つめる。温かい紙袋を両手で包み、家にまっしぐら。

 今川焼を皆2個ずつ食べた。残りの2個を私と妹で食べた。お父さんとお母さんは、熱いお茶を飲んでいる。

 親父が「今夜は、ムーチービーサだから、外に手を出してごらん」と言われ、寒いけど手を出した。手のひらに、白い小さなかたまり、初めて見るあられだった。「明日は、ムーチーを作るから早く寝なさい」。おいしいムーチーを食べる楽しさに、なかなか寝られない。トタン屋根に、静かにあられが降っていた。

(糸満市 イシミーバイ)

(編コメ)今川焼の温かさが伝わってくるような文章をありがとうございます。寒い時期だからこそ、温かい食べ物、そして何より家族のぬくもりや愛情がありがたく感じられますよね。

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