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[No.2067]

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「ワシントコポスト」2024年12月19日[No.2067]号

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サンタクロースのバトン

 早いもので息子も中学一年生。昨年のクリスマスは、小学生最後のクリスマスでした。息子はまだサンタクロースを信じていたので、他人から言われて気付くのだけは避けたい。どの様にしたら良いのか悩みましたが答えは出ず、素直に話す事にしました。息子は少し驚いた表情をし、数秒無言でした。

 でも少しスッキリした様子だったので、小学一年生からのプレゼントをどうやって買って、どのように隠していたのかを、順に説明していきました。一番盛り上がったのが、小学5年生のプレゼントの話でした。

 父ちゃんは、もうサンタさんを辞めようと思ったんだぞ。限定品のフィギュアを、サンタさんにお願いするんだもん。販売されてないのに、どうやって買うんだよ! メルカリやヤフオクを毎日検索して、リサイクルショップにも、まめに通ってたんだぞ。そしてやっとメルカリで発見し、購入したんだぞっと、二人で大笑い。

 息子もサンタクロースがくれたと信じていたので、私が今までどんな風に買っていたのかが、とても新鮮で楽しかったようで、二人で大笑い。おかげで、笑い話のようにカミングアウトする事が出来ました。

 息子よ、バトンは渡したぞ。結婚したらお前がすてきなサンタクロースになる番なんだからな。今までサンタクロースでいさせてくれて、ありがとう。

(宜野湾市 りゅうすけ)

(編コメ)長文ですが、クリスマス前に読者の皆さんにお届けしたいので今号で掲載します。いつも息子さんのエピソードを愛情をこめてつづってくださるりゅうすけさん。いろいろなことを感じさせてくれる投稿をありがとうございました。

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