「島ネタCHOSA班」2016年08月18日[No.1634]号
友人から巨大トランポリンで遊べる公園が県内にあると聞きました。今度沖縄に遊びに来るおいやめいたちを連れて行きたいです。ぜひ調べてください!!
(那覇市 クリス黒酢さん)
中城に巨大トランポリン!?
巨大トランポリンですか? 聞くだけで楽しそうですね。調査員仲間たちに聞き回ったところ、中城公園で見たとの情報をゲットしました。さっそく、調査開始です!
トランポリンは3層構造
県営中城公園に到着すると、緑豊かな敷地内には遊具がたくさん並んでいます。周りを見渡すと、カラフルな滑り台や、大きな砂場などもあり、トランポリンらしきものも見えます。山のような形で普通の平らなトランポリンとは少し違うユニークな形をしています。
県営中城公園所長の比嘉正一さんに公園内を案内してもらいながら、話を聞きました。
「実は遊具のあるエリアは公園敷地のほんの一部なんです」と比嘉さん。中城公園は世界遺産の中城城跡などを有し、歴史や文化、自然を学ぶことができる広大な公園なのだそう。
「遊具広場は『自然学習エリア』と呼ばれ、2013年7月から供用を開始し、トランポリンは翌年5月から使えるようになりました」
一番人気の遊具はやはりトランポリンだそうです。人気は浸透していますね。
「トランポリンは大小2つあります。小さい方は直径約12㍍、大きいのは直径15㍍と12㍍の2つのトランポリンをくっつけたようになっています」
なるほど、大きい方はひょうたん型になっています。トランポリンの構造も面白く、「3層になっていて、一番上がトランポリン、真下には、ロープネットが張ってあり、中に入って遊ぶことができます。一番下は日陰になっていて、休憩所として利用できるんですよ」と比嘉さん。
トランポリンが屋根代わりになっているのですね。もはや公共の公園とは思えないデザインです。
スパイダーマンにもなれる
ところで、ネットの中ではどうやって遊ぶんですか?
「スパイダーマンになれます。冒険心にあふれるコーナーで子どもは大喜びです」
スパイダーマン気分でネットの上を移動するわけですね。楽しそう!
比嘉さんには悩みもあるようで、「基本、遊具は子ども用なのですが、時には大人が遊んでしまうこともあります。そういう時は大人は控えてくださいとお願いしているんです」
大人も遊びたくなってしまう気持ち分かります(笑)。遊具にはそれぞれ年齢制限があるので、ルールを守ってみんなが心地よく過ごせるようにしましょう。
でも、大人も十分楽しめる場所もあるそうです。
「散策路があったり、健康遊具広場には足ツボマッサージの他に、懸垂や背筋を鍛える器具などがあったりします。日帰りのキャンプ場もあって、すぐそばに屋根付きの炊事場もあります」
おお、これは運動不足気味の調査員にはうれしい情報です!
トランポリンを実際に触るとしっかりとした弾力がありました。なだらかな山型になっているので、滑ったり、跳びはねたりといろいろ楽しめるそう。下の日陰には、子どもたちを見守る保護者がいました。
香港からきた子ども連れのグループに話を聞いてみました。
「この公園の情報はガイドブックに載っていたんです。こんなに設備が整った公園が無料で利用できるなんて信じられません。安全だし、とても清潔なところも気に入りました。香港にはこんなに大きな施設はないので、子どもたちも大喜びで遊んでいます」
良い思い出ができたようで、なんだかうれしいです。
トランポリンの下で友人の家族と涼んでいた藤田弥生さんは、「子どもたちを遊ばせておいても、自分たちは見守りながらトランポリンの下の日陰で涼んでいられるのがいいですね」と話してくれました。
さまざまな年齢層の人たちが充実した時間を過ごせる県営中城公園。涼しくなったら、お弁当を持参して一日中楽しみたいと公園を後にした調査員でした。