「島ネタCHOSA班」2020年04月02日[No.1821]号
以前、宜野湾市真栄原区のおもしろ看板について調査していましたよね? 今でもあの看板はあるのですか?
(那覇市 あんたが大賞)
真栄原区おもしろ看板の今?
おもしろ看板、ありますよ! 前回、調査したのは、なんと10年も前のことでした。懐かし〜。それでは、はりきって調査に行ってきまーす!
笑顔になるポイント
やってきました、真栄原区。あれから新しい看板も次々と生まれ、進化し続けています。仕掛け人は、同区の自治会長だった知名康司さん。現在は「おもしろ看板推進委」として引き続き地域を盛り上げようと活動中。看板の設置場所をときどき移動させるという細かい技をやってのけ、反応が薄ければ早目に撤去するという潔さもさすがです。
さっそく知名さんの事務所におじゃますると、新作の看板が目に入り、思わずクスッと笑ってしまいました。それがこちら。
・モノレール開通 今乗れーる すぐ乗れーる もー乗れーる
相変わらず、調子いいですね、知名さん。それでは現在、区内にあるおもしろ看板をいくつか見ていきましょう。
・中高年のみなさんへ ストレスにはチューコネーン
どういう意味ですか? 「チューコネーンは方言で強くないという意味。中高年はストレスに強くない」と知名さん。ほほぅ…。で? と突っ込みたいところですが、内容よりも語呂で勝負ですね!
・真栄原から大謝名まで歩いて5分 車で15分
歩くほうが速いって、どういうこと? 「自分が経験したことを書いた。朝、渋滞しているときなんかは車がなかなか動かんわけよ」。あ〜、そういうことですか。
・お年寄りはいたわろう 空手は板割ろう
前回、何者かに看板を割られたと聞きましたが、その後は「板、割ろう!」という人はいないとのこと。安心しました。
・真栄原 通ればポイント5倍
ずっと気になっていました! いったい何のポイントがもらえるのですか?
「通る人を笑顔にするポイントさ〜」。お〜、真栄原区のおもしろ看板を見ることで笑顔になれるということですね! しかも5倍。お得です。そういえば調査員、ここ通るたびに頬が緩んでいます。だって看板がおもしろいんだもん。
アイバンさんも協力
ところで、「BY アイバン」と記された看板がありますが、これって宜野湾市出身のレゲエダンサー、I-VAN(アイバン)さん?
「そう。アイバンから『アイデアがあるから一緒に書きたい』と言われ、書いてもらったもの」その一つが、「恋はLINEより会話 令和はWARよりも平和」。センスありすぎ!
知名さんに改めておもしろ看板を始めた理由を伺うと―。
「自治会長をしているときに、新年会の余興で格言などをもとにしたダジャレを段ボールに書いて、おもしろおかしく披露したわけさ。それがウケたもんだから。地域のPRにもなるし、看板にしたらいいかなと思って」と話します。
市保健相談センターからの依頼で「ウケてうれしいダジャレと健診」などの看板も制作。実は特定検診の受診率が宜野湾市は県内最下位だとか。この看板をきっかけに汚名返上といきたいところです。
地元愛が強いという知名さんは「これからも、できる限り続けたい」と笑顔。真栄原区から、まだまだ目が離せません。今後も私たちを大いに笑わせてくださいね。期待していますよ!