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[No.1980]

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「ワシントコポスト」2023年04月20日[No.1980]号

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タクシーさんへ

 ある日、スーパーに行って、荷物が多くなったのでタクシーに乗った。

 しばらくして、タクシーの運転手がスマホと終始やりとりしているのに気が付いた。

 しかし、タップがうまくいかないのか、相手に通じない。右手だけで運転しているのを見て「危ないな!」と思った。

 彼いわく「運転しながらのスマホはよくないのだけど、お客さんを逃してしまう」。えっ! 私はお客さんではないの? 立派な法人のタクシーさんでした。

(那覇市 70代女性)

(編コメ)なんと! 運転中にスマホや携帯電話を操作することは、道路交通法で禁止されていますよね。危険ですから、やめてもらいたいものです!

孫の引っ越し

 娘夫婦の転勤による引っ越しは8回目で、孫にとっては5回目です。今回はコロナも少し落ち着いたので、孫にも会い、手伝いもしようと5年ぶりに飛行機に乗りました。

 孫は4年ぶりなので「ばあちゃん」と連発。何ともいえない心地良さ。孫は、学校から帰ってくると、子どもながらの断捨離上手。親は、思い出があるのでしょう。「これも捨てるの?」と言ってもあっさりしたものです。

 孫の成長を感じていると、私の手作りの編みぐるみは「捨てない」という。私が「もうおにいちゃんになったからいいんじゃない」と言っても「持っていく」と。キュンとしたばば。

 しかし、まだ上手がいた。ベビー服、帽子、ベストなどと大事に持っている。「作り主が言うから捨てようかな」と。

 この土地にはもう少しいたかったようであるが、転勤族の宿命。あちこちの経験をプラスして東京でもたくましく成長してほしいと願い帰ってきました。

(那覇市 ババリン)

(編コメ)4年ぶりのお孫さんとの再会、お互いに喜びいっぱいな様子が伝わってきました。それにしても、ババリンさんの編みぐるみを持っていくというお孫さん…キュンときますね~。やさしいお孫さんですね。

整うという感覚

 友人がサウナにハマっています。サウナというと「わざわざ熱い思いをした後に、水風呂に入るのを繰り返すよく分からないもの」かつ「お父さんが入っているもの」というイメージがあるぼくには、その良さがイマイチ分かりませんでした。

 友人に話を聞くと、「サウナに入ると『整う』」という、これまた分からないことを言い出したので、それなら一回経験してみようということになり、浴場へ。

 サウナに入ってみると、モワッとした熱気と木材の甘い香り。段々になっている腰掛けに座り、備え付けの特殊な時計でまずは10分入ることに。これが結構つらく、5分を過ぎたくらいで体が火照り、それを冷ますためにいろんなところから汗が吹き出してきました。

 8分もたつと満身創痍(そうい)で、すぐにでもサウナ室を出て行きたくなります。ようやく10分たち部屋を飛び出して、シャワーで汗を流した後、水風呂に入ると、たちまち皮膚の表面がビリビリとする感覚に包まれました。体内の悪いものをすべて出して、キレイになった体に冷水が当たって染みるような心地よい痛み。なるほどこれが「整う」ということか、と見事なまでの手のひら返しでサウナにハマったという話でした。

(浦添市 少年探偵9)

(編コメ)昨今のサウナブームで、キーワードとして語られる「整う」という言葉。編者もいまひとつ「整う」というのがどういう感覚なのかピンと来なかったのですが、少年探偵9さんの言葉で少し分かったような気もします。いったん「整う」感覚を体得すると、ハマってしまうのでしょうね!

お母さんごめんなさい

 4月6日付、島ないちゃーさんの「洗濯物の思い出」を読んで。小学生の娘さんが洗濯物を取り込んでくれて、感激したお母さんのエピソードを読みながら「正反対の事をしていたな」と昔を思い出した私です。

 当時の私は高校生。雨が降っている外をみて「洗濯物がぬれてるなー」と眺めていました。

 帰ってきた母親は「家にいるのになんで取り込まないか~」と当然ながら怒りモード。

 あれから30年…。私も3人の子どもの親となり、家事に明け暮れています。

 子どもたちは、私が子どもの頃より家事をやってくれている気がします。時々やらないことがあっても「私の学生時代に比べると、お利口さんだよな」と思うと気分が軽くなります。

 きっと、ワシントコポストを読んでいるであろうお母さん、あの時はゴメンナサイ~。

(読谷村 かなともほーの)

(編コメ)思い返してみると、編者もお手伝い、ろくにできていませんでした…(汗)。時間がたって、立場が変わってから見えてくるものってありますよね。「ごめんなさい」の言葉がお母さんに届きますように…。

琉球かれん

 友達から「琉球かれん」(編注:沖縄生まれの13弦和音弦楽器)のCDをもらいました。さっそく聴いてみると、琴のような楽器? しなやかで、優しい音色は、心を穏やかに、和やかに。私の心の中では、聴く人の心に、安らぎを感じさせてくれています。

 CD「琉球かれん曲集 ハイヌーン」(発売元: HumanSound)の曲の中で気に入ったのは、2曲目の「Sleep」。朝の海のシーンっぽく、カクテルをたしなむといつしか快いまどろみがやってきます。6曲目の「Bell」は森でのシーン。花をたくさんつけた樹に出合う。心和む。

 ぜひ聞いてみてはいかがでしょうか?

(宜野湾市 Cafe大好きっ子)

(編コメ)琴のように優しい音色が特徴で、音楽療法にも用いられるという琉球かれん。その音色に癒やされたようですね。曲から広がる豊かなイマジネーションの描写をありがとうございました。編者も聞いてみたくなりましたよ。

清明の重箱

 清明の季節に突入!

 まだまだ重箱ビギナーで、「清明ではどっち側が三枚肉だっけ?」などと、少し迷ってしまう私。そういえば、昔のレキオの「島ネタCHOSA班」で重箱の詰め方のコツが載っていたなあと思い、ダメもとで「レキオ 重箱」と検索すると、ちゃ~んと記事がHPに残っていました!!

 記事によれば「シーミーの場合、手前から、昆布、赤カマボコ、三枚肉の順」、なるほど。ほかにも、ゴボウやコンニャクを使って、料理の高さをそろえるテクニックなども書いてありました。参考にしま~す!

(那覇市 清明嫁)

(編コメ)2014年4月17日付、左ののQRコードの記事ですね。こうして昔の記事を活用していただきうれしいです!

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