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[No.1981]

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「ワシントコポスト」2023年04月27日[No.1981]号

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キンキンキン…

 子どもの頃の不思議体験です。祖母の葬儀が終わり、家に帰ってきた夜のこと。ふと夜中に目が覚めた私。隣には奥から父、母、すぐ隣に妹。みんな眠っている様子でした。

 なんとなく寝付けずにいると、キッチンの方から金属音が聞こえました。それはスプーン同士がキンキンとぶつかるような音で、最初は家鳴りかと思ったのですが、それが2回、3回…。

 4回聞こえる頃にはさすがにおかしいと思い、怖くなった私は隣を見ると、妹が目を開けていました。その隣の父と母は眠ったままだったので、妹に「音聞こえるよね?」と聞くと、うなずく妹。確認のため耳を澄ましましたが、まるで私たちの声に気づいたようにそれから音は一度も鳴らなくなりました。

 翌朝、母に昨夜の音の話をすると、「おばあちゃんが付いてきてくれたんだね」と言い、妹と二人で安心したのを覚えています。

(那覇市 キンキンキン)

(編コメ)夜に聞こえた不思議な音に関する投稿です。ちょっと怖いような気もしますが、おばあさまがついてきてくれたのなら、安心ですね。読者の皆さんはそういった不思議な体験、ありませんか?

自動販売機で

 聞いてください。うそのような本当の話です。

 おとといの出来事です。息子がコーラを4缶持って遊びから帰ってきました。私が息子に「4缶もどうしたの?」と問いただすと「コーラ選んでいないのに、コーラばっかり出てきた」そうです。「おれ、アップルジュースとかマスカットジュース飲みたくてボタンを押したのに、何か損したみたい」って。 そんな事ってありますか? その話を聞いた私までワジワジーしました。

(沖縄市 米津さんの彼女)

(編コメ)編者の場合、お金を入れたのに出てこなかった…という経験はありますが、違った商品が出てきたという経験はないですね。がっかりしてしまいますよね…。ワジワジーする気持ち、分かります。

カンカンカン…

 友人から聞いた話で、アパート内での出来事です。

 就寝中の深夜2時過ぎに、カンカンカンと何かを打ち付ける音で目が覚め、建物内から聞こえるので何をしているのかと音のする場所を見に行ったら、途中ガス臭がして、その先では、住人が玄関付近で缶に釘打ちガス抜きをしていたらしいのです。

 カセットコンロ用のガス缶だったらしく、一本ではなく十本以上処理していたようです。危険物ですし、処理する本数としては多すぎません? それだけカンカンされると起きてしまいますよね。

 しかし、深夜の釘打ちといえばあれですよ、丑(うし)の刻。別の視点でホラー? を連想させられました。

(那覇市 おったまゲーテ)

(編コメ)夜中にそんな音が聞こえてきたら、それはちょっと怖いですね…。ホラーです。穴あけ作業中に引火する恐れもあるらしいので、気を付けてほしいものです。ガス・スプレー缶に穴を開けるか開けないかなど、缶の捨て方のルールは自治体によって異なるので、地域ルールに従うのも大事ですね。

FIBAバスケW杯

 WBCでの侍ジャパンの優勝。野球熱がいまだやまずの様相ですが、沖縄では8月にFIBAバスケW杯が行われます。

 しかし意外にも、このことを知らない県民が多く存在します。W杯規模の世界大会が、沖縄で開かれるのは初めての事。バスケの各国スター選手が、来沖するのです。認知度アップ、経済効果を考えれば期待大。もっと盛り上がってほしいものです。

(宜野湾市 ヤン)

(編コメ)8月25日から沖縄アリーナ(沖縄市)で開催される「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」。世界の名だたる選手たちが沖縄に集まる貴重な機会、県民で大いに盛り上がっていきたいですね。

ホールインワン

 昨年から始めた更正保護のボランティア仲間で、親睦と健康管理を主旨としたグラウンド・ゴルフ大会がある。

 これまで参加した二つの大会は、新参者にも関わらずスコア記録係として奔走? したためか、散々の結果だった。しかし、二月下旬の大会では『トマリ』(ホールインワンのこと)を出すなど絶好調で初優勝を飾った。それも、スコア記録係の大任? を担いながらである。

 仲間に祝福され、優勝賞品を受け取ったが、これ本当の話です。ブラボー!!

(宜野湾市 たかし)

(編コメ)ホールインワン、おめでとうございます!! しかも、スコア記録係を担いながら…。みんなでわいわいプレーできて、健康のためにもなるグラウンド・ゴルフ、これからも楽しんでくださいね。

推理小説

 3月16日付レキオの「頭のビタミン」で紹介されていた推理小説『謎解きはディナーのあとで』にハマっています。

 「失礼ながら、お嬢さまの目は節穴でいらっしゃいますか?」という執事・影山のセリフが有名な本作。全7話が入っているのですが、1話1話が短く20分ぐらいで読めてしまうので、ちょっとずつ読み進めています。

 自分でも犯人を推理しながら読むのですが、当たらない当たらない。影山執事の「こんなこともお分かりにならないとは…」と罵倒する声が頭に響いてきます(笑)。

(那覇市 東江クリスティ)

(編コメ)編者も推理ものの犯人当てるの、苦手ですよ~。対して、母はよくサスペンスドラマで犯人を言い当てていました。推理力は遺伝しないのでしょうか?

空腹にも笑顔

 戦後生まれの子どもたちは、空腹を自分たちで工夫した。冬瓜なみの大きなキャベツ。農薬も使用してないので、キャベツ独特の甘い香り。

 キャベツを包丁で刻んで、しょうゆをかけて食べる。キャベツの歯ごたえ、しょうゆの甘さ、食べても食べても減らない量。仲間たちも満足。学校帰りに友だちとの楽しいひととき。

 畑から抜いたばかりのニンジン。井戸水で土を落として、大きく口を開けて、がぶり。甘い、甘い。大きすぎて食べきれないで残した分は、ウサギ小屋のウサギさんも大喜びで長い耳をピクピク。

 子どもはニンニクの皮をはいで、塩をつけて食べる。意外とおいしい。おやじは、ビンにニンニクと黒糖を入れて作った「ニンニク酒」で、滋養強壮を付けて、仕事を頑張る。コンビニやスーパーのない時代の、子どもたちの食生活体験。

(糸満市 イシミーバイ)

(編コメ)今のように物が豊富でない時代にいろいろ工夫したからこそ、豊かな体験ができたのでしょうね。野菜を食べる描写を生き生きとおいしそうに書いていただき、編者もおなかがすいてきました(笑)。

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