「表紙」2019年03月28日[No.1770]号
ありがとう! 県民に支えられ35年
1985年4月1日に創刊された週刊レキオ。地域密着型の週刊紙として、地元・沖縄の話題と新鮮な情報がいっぱい詰まった紙面づくりを続けてきました。創刊35周年の節目を迎えるにあたり、今号では、レキオのこれまでを振り返るとともに、これからの未来について考える紙面を企画しました。
創刊号を振り返る
創刊号のレキオをあらためてめくってみると、今とは少し違う雰囲気に驚かされます。
1面見出しには、三つ子が小学校にトリプル入学したという記事とともに、「人間国宝の作品 姿を消す!」の文字が踊り、写真週刊誌のように社会的な事件に迫るハードな側面もありました。今よりも小さな文字で、硬軟織り交ぜた情報がぎっしり詰まっており、熱い思いが感じられます。
週刊紙であるレキオは、タイムリーな情報をお届けするのが使命。記事や写真、デザイン、広告にも、その時々の世相やムードが色濃く反映します。創刊時は金曜発行だったのが現在は木曜発行に移行するなど、変化した部分もあります。
変わらない思い
その一方、現在も続く人気連載「ぐるぐるグルメ」は、なんと創刊号から掲載(当時のタイトルは「グルグル・グルメ」)。沖縄ネタをふんだんに盛り込んだ「オキナワードパズル」も創刊号から掲載され、一貫して変わらないものがあることも感じさせます。
創刊号の社告には、「読者とのコミュニケーションを密にして、なるべく街のなかの話題を集めます」という編集方針を記載。この基本方針は、35年後の現在も、変わらずに受け継がれています。
現在のレキオには、広告記事などを除き、他紙等から配信された記事は掲載していません。すべて、レキオ読者のためだけに用意されたコンテンツです。
読者と共に歩む
地域密着型の週刊紙であるレキオは、読者あっての紙面。読者である県民の皆さまの支えなくしては、紙面づくりを続けていくことはできません。35年間刊行を続けてこられたのも、ひとえに読者のおかげ。感謝の気持ちでいっぱいです。
これからも、ページをめくるたび、「ワクワク、ドキドキ」、そして「ほっとする」紙面づくりを、読者の皆さまと共に進めて参ります。末永い応援をお願いいたします!
あらためてレキオってどういう意味?
レキオとはポルトガル語で琉球のこと。創刊号の社告には、「五百年前に栄えた沖縄の大航海時代。各国からレキオ・グランデと呼ばれたスケールの大きな時代に思いをはせ、この新しい週刊紙を名付けました」とあります。