「島ネタCHOSA班」2011年04月28日[No.1361]号
通勤でバスを利用していて、ふと疑問に思ったのですが、系統番号ってどのように決めたのでしょうか?(2011年04月28日掲載)
若いほど古い!?
(宜野湾市Sさん)
い~なか~のバスはぁ~って歌が昔ありましたねぇ。懐かしいな…ってそうじゃないか。番号のふられ方とはこれいかに?
系統番号どう決める?
バス…ではなく車でやってきたのは、株式会社琉球バス交通。対応していただいたのは業部課・部長の真栄城朝雄さんと、上原龍さん。
まずは、ソナタ、系統番号決定者はドナタ?と伺ってみた。
「う~ん。誰が決めたかというのは、あまりにも古い話ですので、ちょっと分からないですねぇ。なにしろ、私が子供の時ですら、バスには系統番号が付いていましたからねぇ(笑)。ただ、番号の申請は県の総合事務局に出しますからおそらく、当時の各バス会社の事務局担当者ではないかとしか言えないですね」と真栄城さん。
そうですか…では、事務局に申請した順番で決まっているということになるんでしょうか?
「そうですね、大まかに言うとそうなります」
と、言うことはですよ。街を走っているバスの系統番号が若いほど、その路線は歴史が長いということですね!?
「基本的にはそうなりますが、大前提としての約束事が3つあります。それに、最近は路線の廃止も多いので、使われなくなった空番号もあって、それを使った新しい路線もあるんです。言わば再利用ですね。ですから、例外もあります」
なるほど…廃止の番号を使った新しい路線もあるのか、なかなか複雑ですねぇ。では上原さん、その大前提とは何でしょうか?
3つの約束?
「まず1つめ、市内線は1~19の番号となっています。ですので、20番以降のものは全て市外線、つまり那覇市から出るということになります。続いて2つ目は、ゆいレールが走るようになって、おもろまち駅前にバスローターリーが出来ました。この場所を発着するものは全部200番台になっています。最後に、高速を経由する路線ですね。これは100番台を使うことになっているんです」
ほっほ~、実は私も、市内線は一桁が多いなぁってなんとなく思っていたんですが、他にもいろいろ決まっていたんですね。
「ええ、ただ、この大前提にも例外が(笑)。高速を走らない路線でも、すでに100番台で走っていたものについては、番号を変更すると、お客さんが混乱してしまうということで、そのままになっていますのでお気を付け下さいね」
確かに。普段、私がよく使う110番のバスは高速を走ることはないですね(笑)。
「すみません。あと一つだけあるんですが…」
いっ!まだありますか?
「最初から使われていない番号もあるんです。4番、42番、44番などは縁起が良くないということで使われていません」
了解いたしました! 明日から始まるゴールデンウィーク。真栄城さんによると県内のバスが1000円で乗り放題になるパス券や、ゆいレールと那覇バス市内区間が乗り放題の一日乗車券も発売されているとのこと。
皆さん、お弁当を片手に、バスでお出かけされてはいかがですか?
あなたの周りの疑問、謎の投稿は>> コチラからどうぞ。