「島ネタCHOSA班」2013年03月07日[No.1457]号
那覇市の崇元寺通りでスーパーマリオの人形とカートが並んでいるのを見かけ、気になっています。カートで車道を走ることができるのですか? 運転するのに資格は必要ですか? ぜひ調べてきてください。 (浦添市 T・Yさん)
公道を走るカート!?
カートですか? 調査員も子どもの頃によく遊園地でゴーカートレースなどしたものですが、あれで街中へ繰り出せたら楽しいでしょうね。早速、調査開始。スーパーマリオの目印をたよりに、崇元寺通りへGO!
沖縄初のレンタル
ありました、マリオ! 質問通り、大きなスーパーマリオの人形が立っています! 早速、トライク(三輪バイク)&カートをレンタル販売しているブルースカイリゾート代表の都築憲史さんにお話を聞きました。
このカートは一般道でも運転できるのですか?
「はい、ナンバープレートもついているので公道を走らせることができます。普通自動車免許を持っていれば誰でも運転ができますよ」
ゴーカートと何が違うのですか?
「ゴーカートをモータースポーツとして本格的にしたものです。ドイツなどで走っているF—カートは、子ども心のある大人たちが、『遊園地のゴーカートで車道が走れたら最高!』と考えたことに始まります」
それを安全に走行できるように考案されたのがX—カート。最高速度は時速60kmまで出せ、ノンブレーキでも曲がれ、スピン防止も付けられているそうです。すごいですね! 街が遊園地になってしまいそうです。
沖縄初のトライクとX—カート代理店なんですね?
「はい、オープンして1年になります。観光で沖縄に来て観光スポットまで車で移動される方がほとんどですよね。自然や気候に恵まれた沖縄全体がアミューズメントパークだと思うんですよ。景色や風の匂いなども十分に楽しめると考えました。それを体験してもらえるツールとしてカートやトライクは最高ですね」
素敵! 沖縄まるごと満喫できますね。乗るだけでわくわくしてきそうです。X—カートで通勤したら毎日楽しいでしょうね。
「ぜひ試乗してください」
えっいいんですか? すぐ乗れるものなんですか?
「簡単ですよ。車と同じで左がブレーキ右がアクセル、ハザード、ウィンカーはこのスイッチです」
ということで調査員も体験することとなりました。都築夫妻と3人で国際通りから首里城までカートを走らせてきました。
視界広がる開放感
ドキドキしながら乗車説明のレクチャーを受け、座席シートを調整して、いざ出発! 最初はハンドルさばきに不安を覚えましたが、すぐに慣れ、テンション上がります!
視界が360度開き、周りを見上げます。同じ道なのに全く別の場所を走っている感覚に促われました。そして体験して驚いたのは、照れてしまうほどの注目度。周囲から写真を撮られまくります。信号待ちをしていると、老若男女に話かけられ、手を振られました。誰もが好奇心で目を輝かせ、童心に返ったような笑顔でした。
理屈抜きで乗ってみて分かるおもしろさ。なにやら楽しくて癖になりそうです。それにこのカートとトライクは車検もないと聞いて、乗り換えを考えてしまいました。
トライクは三輪自動車なのでヘルメットも着用不要。高速道路の走行も可能で、観光客に人気があるそうです。美ら海水族館など北部観光するのに最適とか。
私道で行うイベントの時には子どもも試乗可能だそうです。ぜひ家族で笑顔になってほしいですね。沖縄のカジマヤーのパレードにもいいなぁと思いついた調査員でした。