「島ネタCHOSA班」2015年10月29日[No.1593]号
10月31日はハロウィーン。今年こそ仮装をしてみたいと思っていたところ、自宅でできるゾンビ風メイクを教えてくれる講座があると聞きました。どんな感じなのでしょう? 実際に教わって、トライしてください!
(那覇市 仕事中はゾンビさん)
自宅でゾンビに変身!?
おおっ、ゾンビ!
実は、過去の調査の中で、映画「ハイサイゾンビ」のエキストラとしてゾンビを演じた調査員(2014年1月30日付掲載)。その時のスリルと興奮が忘れられず「いつの日かまたゾンビに…」という熱い思いを胸に秘めていました。ついに、その情熱が解き放たれる時が来ましたか! ゾンビい〜。
比嘉ブラザーズ
調べたところ、ゾンビメイクを教えてくれるのは、県内で特殊造形作家として活躍する「比嘉ブラザーズ」と判明。「琉神マブヤー」「ハルサーエイカー」の美術、「オキナワノコワイハナシ」の特殊メイクも担当しています。さっそくスタジオに潜入です!
出迎えてくれたのは、比嘉一哲さん、比嘉之典さんの兄弟。2人は少年時代から漫画や特撮映画に夢中。なんと、中学生のころからコマ撮りアニメを製作していたそう。
後に渡米しハリウッド仕込みの技術を身につけた2人。ですが、中学・高校時代は情報も乏しく、どうすれば映画のような特殊メイクができるのか、手近にある材料で試行錯誤する毎日だったといいます。今回のゾンビメイクは、その時に編み出された技法なのだとか。
メイクに挑戦!
用意するものは、木工用ボンド、アクリル絵の具(赤、茶、青、黄)、リキッドファンデーション、筆、紙皿、ティッシュペーパー、綿棒、つまようじ。簡単に手に入る材料ばかりです。
まずは基本のメイク術を教わるため、腕に傷口をつくってもらいました。教わった手順は次の通り(木工用ボンドを使うので、肌が弱い人は注意してください)。
①紙皿(ボール紙などでも可)の上に、リキッドファンデーションと木工用ボンドを載せ、綿棒でかき混ぜます。
②①を傷メイクを作りたい場所に塗り、その上にティッシュを破ってかぶせます(ティッシュは普通2枚重ねですが、はがして1枚にしておきます)。
③もう一度上から①を塗り、ドライヤーで乾かします。この時、つまようじで切り込みを入れると◎。
④乾いたら筆で着色。まずは傷の周囲に茶色のシャドウをうすく入れ、傷口に赤を入れていきます。赤をそのまま塗ると不自然になるので、青や茶色を混ぜるとリアルに。地肌とメイクの境目を目立たないようにブレンドするのもコツ。
これで完成! 赤・青・緑の食紅で色付けしたオリゴ糖を血のりとして塗るとさらに臨場感がアップします。
比嘉ブラザーズのお2人のメイクはさすがの出来! しかし、ここで時間切れとなってしまい、顔のメイクは自分でトライしてみることに。真夜中の自宅で鏡に向かい、試行錯誤しながらメイクに励むこと1時間半。最初は少し難しく感じましたが、作業するうちにハマッてしまいどんどん傷の数が増加。完成した写真をご覧あれ! 詰めの甘さはありますが、仮装ならこれで十分? 友達にメイクをしてあげるのもいいかもしれませんね。ともあれ、久々のゾンビ気分を満喫した調査員でした!ゾンビぃ〜。
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比嘉ブラザーズによる講座「自宅でできる簡単ゾンビメイク術」が那覇市の桜坂市民大学で10月31日(土)15時15分〜17時15分の日程で開催されます。ゾンビになりたい人はご参加を!
講座問い合わせ:098(860)9555(桜坂劇場)
比嘉ブラザーズプロダクションホームページ www.higabros.com