「島ネタCHOSA班」2016年06月02日[No.1623]号
先日、宜野湾市の県道34号線沿いに花火屋さんを見つけました。スーパーやコンビニなどで花火を目にすることはあったのですが、専門店を見たのは初めてです。興味があるので、お店の様子を調べてください。
(沖縄市 線香花美さん)
宜野湾に花火専門!?
夏が近づくとスーパーやホームセンターなどで、花火コーナーを見かけますが、花火専門店というのは初めて聞きました。いったいどんな店なのか、さっそく調べに行ってみましょう。
約500種類の品ぞろえ
情報を基にたどり着いたのは宜野湾市大謝名の「ちゅら花火の立岩商店」。中に入ると、店内にはずらーっとたくさんの花火が並んでいます。スタッフの奥平智枝さんに話を聞きました。
花火は何種類扱っているのでしょうか?
「打ち上げ花火から子どもたちでも楽しめる玩具花火まで、合わせて約500種類あります」
えっ、そんなにたくさんあるんですか? 想像以上の種類の多さにびっくりです。打ち上げ花火や線香花火、手持ち花火、連発花火など、種類も豊富です。見ているだけでわくわくしてきます。
約6年前にオープンしたという同店は、長崎県にある玩具や花火を扱う立岩商店の直営店だそう。年中夏というイメージが強い沖縄では、花火の需要が多いと期待して始めたそうです。県内唯一の花火専門店で、全国的にも珍しいといいます。
年間を通して需要
花火は、夏だけというイメージですが、夏以外もお客さんは来るのでしょうか?
「修学旅行の思い出づくり、クリスマスやカウントダウン、ビーチパーティー、施設や自治体のイベント、開店セレモニー、プロポーズの演出など、さまざまな用途に使われています」
開店祝いやイベントの開催時などによく使われるのが、昼間用花火で、テープやコットンボールが飛び出してくるそう。コットンボールが出てくるなんてかわいいですね。
値段も一番安いものが、誕生日のケーキなどに刺すスパーク花火で1本11円。一番高いものは連発打ち上げ花火の「プレミアム18」で3240円。想像していたよりもリーズナブルです。ばら売りなので、好きなものを自分で選べるのがいいですね。
国産の花火も多く取り扱っているそう。ぱっと消える外国産に比べ、「火種の余韻が長く続く」という奥平さん。完全に消える前の静かな余韻、調査員も大好きです。
外国からもお客さんが多く来るそうで、台湾のテレビで放送されて以来、台湾からの観光客が多く来たり、アメリカ人などもよく訪れたりするそう。爆買いする人も多いようです。
奥平さんに店内の花火を少し紹介してもらいました。チョコ、メロン、イチゴ、カレーなどの香りがする花火や、地面に落ちた火種が点滅する女子に人気の「クリスマスケーキ」、花火では珍しい青色が楽しめる「ジャパンブルー」、丸い火種が四方八方に飛ぶ「飛び魚」など、個性の違う花火がそろっています。
どんな質問にも答えてくれる奥平さんの知識に驚きました。試していない花火はサイトの動画でチェックしているそう。勉強熱心です!
頼もしいスタッフたちが、希望に合わせておすすめを紹介してくれたり、お任せという人には、希望や好みを聞いてセレクトしたりもするそう。花火選びに迷ったときにはうれしい限りです。
小さい頃、夏休みになると祖父母の家で親戚たちと楽しんだ花火。なんだか懐かしい気持ちになりました。今年の夏は友人たちと集まって花火を楽しんでみたくなった調査員。みなさんも花火で夏の思い出づくりをしてみては。