「島ネタCHOSA班」2018年04月05日[No.1719]号
沖縄は習い事をする子どもの数が多いって本当ですか? 興味があるので、ぜひ調べてください!
(那覇市 ラッキー池宮城さん)
沖縄は子どもの習い事多い!?
はて。今回の依頼内容を見て、ふと幼少期の頃を振り返る調査員。そろばんや水泳、習字、ピアノといろいろやったなぁ……。それはさておき、さぁ、今回もハリきって調査開始です!
保育園から水泳
最初に調査員が目を光らせたのは、水泳業界。海に囲まれている沖縄では、関心度が高い習い事の一つです。さっそく、県内最多レーン数を誇る那覇市の「波之上スイミングスクール」を訪れました。
迎えてくれたのは、支配人で公認上級水泳教師の菊田和男さん。こんがり焼けた素肌が印象的! 「沖縄の海に魅せらせて16年前に沖縄に移住し、ときどき海でダイビングをしているんです」。水の中がお好きなのですね。
「小さいころ、扁桃腺(へんとうせん)が弱くて風邪ばっかり引いていたのですが、小学校2年生からインターハイまでの競泳をしている間は全くの風邪知らずだったんですよ」
こちらのスイミングスクールでは、赤ちゃんから年配者まで約2千人の会員が通っているそうですが、そのうち何と1600人が子ども! 「水泳は誰でも一度は通る習い事の一つ。バランスの良い体ができるので、どのスポーツにも通用する体のベースづくりになる。水泳という習い事がはじまってから約50年ほどですが、歴史が途切れずに続いてきたのが人気の証し」と菊田さん。続いて「昔は小学校低学年から開始するのが主流でしたが、今は低年齢化していて、保育園から通うのがほとんど。習い事の多様化が理由です。沖縄は、九州の中でもプールに通う子どもの数が多く、リズム感があって運動神経が良い子どもが多い」と、興味深い話が続きます。
ほかにも、泳がなくてもプールに入るだけでエネルギーを消費するのでダイエットに最適という話など、たくさんのメリットを教えてくれました。
テニスも人気
調査員が次に向かったのは、屋内でテニス、フィットネス、サッカーを楽しめる会員制インドアスポーツ施設「AUA(アジャ アーバン アリーナ)」。今年浦添市にオープンしたばかりのピカピカな施設にお邪魔しました。
迎えてくれたのは、こちらの施設を擁する「株式会社ミューホールディングス」代表取締役の宮城光男さん。「小さい子どもから年配の方まで約1300人の会員がいますが、きょうはテニスについてご紹介します」
宮城さんは、過去に10年連続沖縄県テニス協会のランキングナンバーワンを占め、全日本や国体の大会に出場してきた強者。どんな話が聞けるか楽しみです!
「沖縄はテニスが非常に盛んな地域です。特に中体連のテニス部員数は、全国でも圧倒的に多いし、全体的にレベルも半端なく高い。小学生は九州大会で準優勝しましたし、インターハイ全国大会も3連覇していますよ」
ほお、すばらしい!
「沖縄がこんなに強いのは、県テニス協会の普及指導員が各地で指導をしていて、テニスを始めようと思った時に身近にテニス教室があるからというのが一因です。人口パイが大きいので業界の伸びが広く、結果も残せる。全方向に動くスポーツなので、運動神経の発達にも知育にもいいんですよ」と宮城さん。
実際に通う下本裕子ちゃん(5歳)は「(ドッジボール風の)『ばくだんゲーム』が一番楽しい」と笑顔。
今回は水泳とテニス業界に迫りましたが、沖縄では習い事をする子どもが多いことが無事判明。ルンルンと帰途についた調査員なのでした。