年
「島ネタCHOSA班」2024年11月21日[No.2063]号
「スタンダップコメディー」と銘打ったお笑いライブがよく開催されている ようです。どんなライブなのか教えてください。
（ 糸満市 ゲラゲラ）
スタンダップコメディーが流行中！？
最近確かに「スタンダップコメディー」と銘打ったライブ告知や記事を目にすることがあります。どんな内容なのか、月に数回スタンダップコメディー「玉ライブ」を開催しているオリオンリーグの玉代勢直（たまよせ・すなお）さんに教えてもらいました。
「マイクの前で1人でトークするのがスタンダップコメディーで、飾りっ気のない思いや人間味を伝えられると思っています。漫才やコントとは違うヒリヒリする部分やストレスを感じることなどを僕らが発して笑いに変え、お客さんは爽快感を得たり勇気をもらったりする瞬間があるはずです。それがうれしいんですよ」と玉代勢さん。「今度先輩たちとスペシャルライブを開催するので来てください」と誘われたので足を運んでみました。
会場でしか聞けない話
会場に着いてまずびっくり。満員の客席から開演を待つ熱気が伝わってきたのです。人気ライブのようですね。
前説を務めたのが若手芸人たろうさん。「玉代勢さんと2人で2023年の1月に玉ライブを始めました」と語り、面白く話す失敗談に引き込まれました。
大拍手を浴びて登場したトップバッターの玉代勢さんは、三線を弾きながら「乾杯！」と呼び掛け盛り上げます。「実はこの三線、オジーの形見なんです」と家族のエピソードトークを繰り広げました。
次に登場したまーちゃんこと小波津正光さんからは、テレビリポーターとして在沖米国総領事公邸を取材した他、舞台で共演した喜納昌吉さんについて、「こんなこと話していいの!?」と思える裏話が飛び出しました。
「まーちゃんに続いて僕も際どい話をします」と宣言したガレッジセールの川田広樹さんは、上京した新人当時は沖縄を封印していたなど苦労話を面白おかしく話します。相方のゴリさんや家族とのプライベートなやり取りも披露。「今まで見たことがない川田さん」と思った人も多いのでは!?
最後は津波信一さん。日常のこと、仕事仲間や奥さまのエピソードをたっぷり話し「いろんな人から怒られそう」と震えていました（笑）。そして「ライブはこの場にいる方だけの楽しみ。お笑いも演劇もみなさんに来てもらわないと始まらないので、これからも来てください」と締めくくりました。
年末に開催決定
終演後に話を聞くと「玉代勢さんに協力してきたライブが、こんなに大きな会場でできるようになり感動です」（たろうさん）、「3人の先輩方に力を借り勉強にもなり、多くのお客さんに来ていただけたことに感謝です。沖縄のスタンダップコメディーで大きなムーブメントを起こしていきたいです」（玉代勢さん）とのこと。
そして沖縄エンタメ界を代表する、まーちゃん・川ちゃん・信ちゃんが感想を語っていたので耳をすますと…。「経験を重ねた信ちゃんさんと川田さんが楽しそうで、舞台は面白いことをやる大切な場所だと気付かされました」（まーちゃん）、「沖縄のお笑いは温かくて楽しくて最高！」（川田さん）、「テレビやラジオではできない話ばかり。声を掛けてもらえて感謝です」（津波さん）と盛り上がっていました。大成功に終えたところで同じメンバーで再ライブが決定。チケット争奪戦になりそうなので、早めの購入が良いかも？と思った調査員でした。
今年最後のスタンダップコメディー・ショー「玉ライブ スペシャル」
日時：12月29日（日） 開場18時／開演19時
場所：ライブ・スポット・アパッチ（那覇市松山）
チケット：一般3000円＋ドリンク／中学生以下1500円＋ドリンク（膝上無料）
※「FANYチケット」で販売中
→ https://yoshimoto.funity.jp
問い合わせ:よしもとエンタテインメント沖縄 ☎ 098-861-5141
