「ワシントコポスト」2022年03月24日[No.1924]号
今年4歳になった孫がとても感受性が強くてかわいい。太陽が沈む夕陽を見て、涙を流していたと。どうしたのか聞くと太陽さんがいなくなるのでかわいそうと寂しそうにしていたそうだ。それから保育園で気の合う女の子が休むと寂しそうにしているという。その子が先にお迎えが来て帰ると泣いているそうだ。ほんとに無垢(むく)な気持ちがとても愛らしい。
そういうのを聞くと娘が小さい時を思い出す。クリスマスにみんなが、サンタのおじいさんにお願いすると、サンタのおばあさんがかわいそうだから、自分はサンタのおばあさんにお願いすると言っていた。保育園の卒園式で、お別れの文を代表して読んだ時、涙をぐしゃぐしゃ流しながら読んだので、父兄も、先生方もみんなつられて泣いていた。「お母さん、お別れ会で文を読みながら泣く子は初めてですよ」と言われた。
それを思うと感受性が強いのは、娘に似たのかなと思った。きっと優しい子になると、期待している。
(うるま市 屋慶名のみっちゃん)
(編コメ)お孫さんも娘さんも、とても優しく感受性が豊かですね。太陽さん、サンタのおばあさんがかわいそうという発想にも驚きました。
車いすの娘が入院して三カ月。これまでしばらく15分ほどの面会が許可されていましたが、面会禁止に。
病院へ電話して、洗濯物を受け取りに出向きました。入り口での対応です。娘に「面会にいつも来ていますけど、コロナで会えないので頑張って退院できるように」と紙に書いて看護師にお願いしました。優しい看護師さんは「長い間面会していないですね、少し待ってください。面会は遠くからですけど、ベッドを移動しますので」と…。
驚いて「いいんですか」と遠慮したのですが、まさか面会できるとは。私の見える所までベッドの移動で娘を誘導してくださり、うれしくて手を振ると、娘も手を振っています。
看護師の心づかいに感謝で、涙があふれ娘の顔がぼやけて見えません。感謝感謝で病院を後にしました。ありがとうございました。
(名護市 海のおばあ)
(編コメ)娘さんも面会に励まされたことでしょう。看護師さんにも、きっと海のおばあさんの感謝は伝わっていると思います。